外付けのグリップやボディケースでごまかすことも考えたのですが、そこそこ値段もすることですし、使い勝手が落ちるのも微妙です。
そんな事を随分悩んでいたのですが、E-M5 MarkIIを購入したショップからのDMで上位機種であるOM-D E-M1が12-40mm F2.8 PRO とのセットが119800円で売られているのを見つけてしまいました。
既に後継機であるE-M1 MarkIIが発売されており、ほぼ底値の在庫処分です。
これは意外に良いんじゃないか?と思い、ついつい購入してしまいました。
実際はE-M5 MarkIIとこの12-40mmを下取りに出して93000円ほどになりましたので、差額は26000円程になっています。
我が家にやってきたE-M1
12-100mmとの相性もバッチリです。
発売が2013年10月とかなり古いのですが、OLYMPUSのフラッグシップ機でありファームウェアでの機能追加が頻繁に行われたことから、1年前に購入した現行機種であるE-M5 MarkIIと比べても、機能的な差は殆どなく逆に勝っているところがあるぐらいです。
嬉しいことに、フラッグシップ機だけあってカスタマイズ用のボタンが非常に多いです。
連写設定など、E-M5 MarkIIでは独自ボタンを用意できずメニューを辿るしかなかったのですが、E-M1では専用のボタンがあったり。
若干サイズと重量(469g→497g)が増えましたが、そこはグリップやボタンの増加という事で仕方がないと諦めています。
色がブラック単色になってしまったので、シルバーのレンズとのマッチングがいまいちなのはご愛嬌。
グリップと合わせて嬉しいのは、液晶がバリアングルからチルトに変わったことです。
バリアングルの方が自由度が高いのは理解できるのですが、引き出すのに手順が多いのが気に入りませんでした。
これがスムーズに引き出して、さっと角度を変えられるチルト液晶になったのが非常に良いですね。後継機であるE-M1 MarkIIがバリアングルを採用してしまったのが残念で仕方ありません。
更にAFが像面位相差とコントラスト式のハイブリットになっており、私の主な被写体であるムスメやインコの撮影をサポートしてくれそうです。
実際に試したところ、走り回るムスメに対してC-AFでの食いつきがよくなっています。
前後に対象物があるシーン、E-M5 MarkIIは苦手でしたけどE-M1はしっかりピントをあわせ続けてくれます。
まとめると26000円で
・重量級レンズに耐えられるグリップ
・液晶がバリアングルからチルトへ
・多数のカスタマイズ用ボタン
・像面位相差AFによる動体へのAFの食いつきの良さ
・連写性能(バッファ容量の多さ)
・シャッターのレスポンス
・深度合成
・フラッグシップという称号(既に型落ちですがw)
を手に入れて、
・30gほどの軽さ
・40Mハイレゾショット
・フルHD60Pの動画撮影
を失った感じでしょうか。
しかし購入して数日後・・・。
アイカップの取り付け部分が欠けました。
ネットで調べてみると、幾つかの事例があり、リアダイヤルの故障と合わせてE-M1には割りとある症状(?)の様です。
新品がこの状態なのも情けないので、とりあえずOLYMPUSに修理見積もりを出すことになりました。
そんな訳で、未だにほとんど触れていません。